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「なるべくお金をかけなくてもお洒落な外構工事はできる?・・」
外構工事に選択する商品ですが、前回、「絶対に必要なもの」「あったら便利なもの」「こだわりのモノ」に分けることで予算にメリハリが付くというお話をしました。
では実際にプランを考える時にどうしたら「お値打ち」に、また、「低予算」で出来るかを考えていきたいと思います。
1、シンプルイズベスト
ブロックやレンガ等で区切ったり、エクステリアを付け過ぎると当然予算が上がってきます。ご相談されるお客様に多いのは、外構部分だけを見るといろいろと凝ってあり恰好が良い感じがするのですが、家もいろいろと凝った形になっていて外構部分と合わせてみると少しごちゃごちゃした感じになってしまいがちな方がいます。家がシンプルな形であれば外構は少しゴージャスにすると高級感が出たり、センス良くまとまって見えます。家が凝った形になっている時は、土間コンクリートと機能ポールだけのシンプルな作りにすることで家がより引き立って見えます。あれこれ付けたいというイメージは家に合わせて考えると付けるべきかやめるべきかわかります。最近のハウスメーカーの住宅には土間とさりげないアプローチだけのオープンスタイルが良く似合うような気がします。エクステリアを最小限に抑えていくことでよりシンプルに、また低予算になっていきます。
2、計画を早い段階で決定する
外構のレイアウトは購入された土地に左右される部分も多く影響を受けやすいのですが、家を計画する段階で配管の状況等をイメージする外構に合わせて、私達のような外構業者がハウスメーカーとの打ち合わせをさせてしていただくことで、予算面も可能なレイアウトも大きく変わって来ることが多くあります。また初めの造成部分も合わせてご依頼いただくことで、ハウスメーカーの造成単価を大きく下回ることも少なくありません。計画が早い段階から分かっている案件であれば余分な予算を回避することを検討出来ますが、既に設置された状況では回避出来なくなってしまうことが多くあります。土地状況や立地条件で大きく予算が変わって来るということも視野に入れて計画されることが実は一番の節約になることが多いと思います。
3、見えないところは特価品で
メーカーには必ず何かしら特価品があります。特にフェンス系エクステリアは数量が多ければ多いほどその金額は大きく変わってきます。隣地を仕切るだけのフェンスも目隠しをする為のフェンスも同じフェンスですが、商品選択で金額は大きく違います。自分が見るだけのフェンスと、通行人から見られるフェンスという意識をもたれるとお金の掛け方が見えてきます。外観を整える事も兼ねた商品には少し予算をかけ、機能部分だけを求める部分のフェンスは特価品をうまく合わせることで予算は抑える事が出来ます。特価品は本来販売店が利益を出すためにある商品ですが、当社では工事予算を落とすために特価品をご提案させていただいています。商品を全て統一することが望ましいですが、案外、同じメーカーの色合わせだけをすれば(ステンカラーなどは同じように見えても各メーカー微妙に違います。)そこまで違和感はありません。業者様によっては、担当者に特価品を選択することを希望しないと選択しないこともあります。特価品を通常価格として売る場合も利益確保の為に当然あります。得値は各メーカー、仕入れ先によって違いますので担当者に聞かなければお客様はわからないことが多いです。
4、予算上限をあらかじめ決めて、契約を前提として価格交渉をする
値打ちという感覚は人それぞれ違うものです。予算上限を聞いても「相場がわからない」とお答えになる方がいますが、「相場」よりも「使えるお金」がいくらなのかという事を伝えた方が担当者は値打ちにプランニングするのではないかと思います。私達業者は、「お客様の使えるお金」の中でいかにスタイリッシュにだったり、機能的にというプランを立てていきます。予算上限がわからないまま進めていくと、高いと思われないようにやけに貧相なプランを提案したり、逆に豪華すぎるプランになってしまったりで的外れな提案になりがちです。相場は現在の市場では建物の1割から2割位を目安に予算を確保されることをお勧めします。
皆様の外構工事の計画のご参考になればと思います。
当社でお見積りをご依頼する場合は、ご予算の上限を教えていただければ上限に合わせた形でプランニングさせていただいております。
外構工事 お値打ちで雰囲気良く見せるには?
当社に外構工事をご相談にいらっしゃるお客様で、一番多いリクエストは、「お値打ちにお願いします。」という方です。
「値打ち」とは、金額が安いという意味で皆様リクエストされるのですが、価格を抑えていくと、どうしても「貧相」に見えてしまいます。
そこで、「値打ち」ではあるけれど、「貧相」には見せたくない方に、外構のプランのコツを知っていただきたいと思います。
外構工事をご計画される際のコツ
まず、絶対必要なものを確認しておきましょう。家の外まわりに無ければいけない設備という「絶対に必要なもの」があると思います。
絶対必要な部分の例として・・
・ポスト、表札、インターホン、照明等の備品(インターホンはハウスメーカーさん支給の場合が多いです。)
・ポストなどを設置したり、取り付ける塀やポールなど
・隣地との境界のフェンスやブロック
上記のような無くてはならないものを挙げていきますと、案外少ないはずです。
次は、「絶対で必要ではないけどあったら便利なもの」を挙げていきます。
絶対で必要ではないけどあったら便利なもの例として・・
・駐車場のコンクリート(車を止めるだけなら砂利敷きでも問題ないけれどコンクリートを打っておくといろいろと便利という意味で)
・カーポートやガレージ
・ウッドデッキ、洗濯干し用テラス
・物置
最後に、「こだわりのモノ」を挙げていきます。必要性とかではなく、単純に欲しいと思うもの、またはお洒落に見せたいなどの言わば「贅沢品、嗜好品」ですね、
こだわりのモノの例として・・
・サンルーム
・シャッターゲート
・洗出しコンクリート、タイル、レンガ敷き、天然石による仕上げ加工などの装飾工事
・化粧ブロック
・目隠しフェンス、スクリーン、
「こだわりのモノ」は挙げて行くとたくさん出てきます。実は外構工事の予算を使っているのは、案外、「このこだわりのモノ」や「あると便利なもの」なのです。
当社でお見積り依頼をされた場合、まず、お客様のご希望のプランを打合せさせていただいた際に、上記のようなジャンル分けをさせていただき、何に予算がかかっているのかをご理解いただきながら決めていきます。
業者の担当者や、工事業者に一式でプランをお願いすると、上記の各ジャンルのものがごっちゃになって一つの御見積りとして出てくるので、「本当にお客様が必要なものであるか、将来使うものか、見えない部分のお洒落は必要であるのか」が分からなくなりがちで、その見積り金額の比較だけで決定してしまうことがあるようです。
当社のお見積り、お打合せは、そのあたりををしっかりと確認していただきながら決定して行きますので、皆様ご納得のご注文をしていただいています。
是非、当社のお見積りを依頼される際には、工事金額のご確認だけではなく、そのプランニング内容をご一緒にご確認いただければと思います。
次回は、「なるべくお金をかけなくてもお洒落な外構工事をできる?・・」というテーマでブログを書いていきたいと思います。
最近流行のラスティックスタイルとは・・
「ラスティックスタイル」という最近注目されているテイストは、主に、家、家具、インテリアなどに取り入れられるものですが、一言で言えば自然を感じさせるものを素朴に取り込み温かみや、懐かしさのある雰囲気を楽しむというスタイルです。機械で作ったような直線的なものではなく、人間が手作業で仕上げたという人間らしさをあえて取り入れていることで、どこか落ち着く感じがします。その取り入れ方も組み合わせ方もそれぞれです。このラスティックな雰囲気を再現するのには、レンガや古木などの資材が欠かせません。左官という昔ながらの技術を用いて、素朴な材料を手作業で施工していくことで実現できます。ただアンティークなレンガやセメントを無造作に仕上げていくように見えるのですが、やはり家に施工する時には、その耐久性などを重要視し、無造作に見えても肝心なところは計算していく必要があります。最近はDIYなどで職人さんではない方もいろいろ挑戦されておりますが、そんな方々も一度職人の作る「本物」に触れていただいたらとても参考になるかもしれませんね。
もし写真のようなスタイルを依頼したい場合は「ラスティックスタイル」でと言っていただけたらこんな雰囲気のご提案が出来ますよ。